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思い出の支那そば

2011年2月8日

Category - aromama～綴り帳～

先週、久しぶりにラーメンが食べたくなって近くの
「かなめラーメン」というとってもシンプルでグルメなラーメンを作っている
ラーメンやさんに食べに行きました
ここのラーメン、酒粕を練りこんだ麺にさっぱりしてるけど深い旨みのあるスープ！
美味しいんです～
かなめラーメンのスープの香りをはじめて嗅いだ時
懐かしい記憶を思い出しました
香りと記憶って本当に密接な関係です
その昔・・イベント会社でデザインの仕事をしていた頃
会社の近くに屋台の支那そばやさんがありました
店主が一杯ずつ丁寧に大切に作ってくれたことを感じさせる
とっても美味しい支那そばでした
残業が多い日々、後輩のみかちゃんとよく二人で
疲れた時に美味しい支那そばを食べては元気をもらっていました
そんな遅い時間に女子二人で夜な夜な支那そばやさんに現れては
きっと疲れた顔をして仕事の話をしていたのを聞かれていたのでしょうか
ある日残業でいつものように遅い時間に支那そばやさんに足を運んだ二人
いつものように美味しい支那そばを食べ終えようとした時
わたしとみかちゃんのうつわの底に大きい塊が・・・
「んっ？」それは大きいチャーシューの塊でした
わたしとみかちゃんは顔を見合わせて「ジーン」としました
疲れた顔で夜な夜な現れる二人の女子にエールを送ってくれた
店主の心遣いでした
無口な店主は何も言わずにそんな粋な心遣いをしてくれました
疲れたこころと体がほどけていくようなじんわりと深く暖かい気持ちになりました
かなめラーメンの香りをかぐとそのことを自分の中でひっそりと思い出します
大人の粋なこころ遣い
あの支那そばやさん今はもうあそこにはありません
どこ行っちゃったのかな
こんな素敵な思い出をありがとうございました